「あの日」から5年

おそらく、今日はいろんなところで、「あの日から5年」、そんな言葉が語られていることでしょう。
もう5年、まだ5年、様々な捉えられ方があると思いますが、十分な時間ではないように思います。

石孫でもあの日、大切な一号蔵を失い、しばらくは先の見えない不安でいっぱいでした。
しかし、どんなことが起きても前に進む以外のことが出来ないということも、あの時知りました。
何かを決意したわけでもなく、とにかく蔵を、醤油造りを…と、進んで、二号蔵が整備され、新しい醸造蔵に生まれ変わってから初めての仕込は感慨深いものがありました。

昨年夏、研修旅行で三陸へ行きました。
陸前高田の、憧れの八木澤商店さんへ伺い、会長さん自ら震災当時のお話しをお聞かせ下さり、沢山の資料を拝見しました。
全てを津波に飲み込まれ、私たちの蔵の比ではない損害を受けても立ち上がり、前へ進む。
マイナスからでも突き進む姿勢の力強さを教えていただきました。

こちらは、小さな八木澤商店。
プレゼントしてくれたんだ、と、会長さんが見せてくださいました。

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こうして支えてくれる人がいる限り、頑張らなければ、と仰りたいのだと感じました。



町はまだ、何も手つかずの建物が珍しくなく、嵩上げ工事もまだまだ途上。
たったの5年ではスタートラインにも立っていないと感じました。

それでも、少しずつ進んでいるのだと思います。
時間は巻戻らず、先にしか進まないものですから、この先の未来にあんな悲劇が繰り返されないよう、みんなが一生懸命進んでいるのだと思います。


この穏やかな海が、またいつか、人々の命や暮らしを奪うことがありませんように。

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