帆前掛けバッグに新サイズ登場!


内館牧子先生が新聞にエッセイを掲載してくださったお陰で、沢山のご注文を頂き、ついに2ヶ月待ちになってしまった石孫の帆前掛けバッグ。

トートバッグFという、レッスンバッグ型のものがございますが、「これをもう少し大きくしてくれないでしょうか?」とのお声が何件か続きました。
A4版のものがもう少しゆっくり入るものをお求めのようでしたし、リクエストが続きましたので、これを商品として販売することといたしました。

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先日の記事に書きましたとおり、ただいま沢山の皆さまにお待ちいただいております。
ひとつずつ手縫いですので、どうぞお許し下さい。

<新商品>石孫の帆前掛けバッグ トートF「A4」

<帆前掛けバッグはこちらでご覧下さい!>
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「ご当地バッグ」

お盆休み中の8月15日、秋田の地元紙「秋田さきがけ新報」の朝刊に、「すてきなご当地バッグ」というタイトルがありました。
作家の内館牧子氏によるエッセイです。

読んでいくと、何とも聞き覚えのある話。その話とは…、

‘石孫の奥さん’こと、弊社社長が、数年前に出張から帰ってきたときのことです。
「新幹線でね、お隣の席が内館牧子さんだったのよ、私のバッグのこと聞かれちゃった!」

秋田に縁深い、有名な作家でいらっしゃる内館先生とお話ししたなんて!…と、羨ましがったものですが、この度のエッセイがその時の話なのです。

震災後、損失した一号蔵の代わりの醸造蔵として二号蔵を直し、醤油造りを再開したとき、昔から使ってはいたけれど、途切れてしまっていた石孫の帆前掛けを記念に復刻させました。
紺色の生地で染めてくれるところはたくさん見つかりましたが、深緑色で染めてくれるところがなかなか見つからず、探すことにも時間がかかりました。
その後、そのオリジナル帆前掛けを使って、石孫の親戚筋の方にバッグを縫ってもらいました。
いくつかのパターンを縫ってもらい、そのうちのひとつを奥さんが自分で購入。何処へ行くにも持ち歩いておりまして、新幹線でも前のテーブルにのせて本を読んでいたそうです。

記事によりますと、「このバッグが欲しくて欲しくてたまらない。だが、彼女は本を読んでいて話しかけにくい。…決心し、「すてきなバッグですね」と話しかけた。…バッグについて少し話し始めた頃、下車駅に着いてしまった」…と、せっかく話しかけたのに中途半端になってしまったせいでその後もバッグが気になり、別の醸造元から帆前掛けをお買い求めになり、ご自分でデザインを考えてバッグを作ってもらったそうです。

しかし、ウチの奥さんの持っていたものからアイデアを得たのだから…と、記憶を辿り「安政二年創業」と、「岩崎」を手がかりに探してくださり、ついに「石孫本店」のものであったと辿り着いてくださったようです。

内館先生のように全国・世界を飛び回っておいでの方には、奥さんと話したことなんて小さな出来事でしかなかったと思っていたのに、4、5年も経ってから記事にしてくださるほど印象に残っていたとは驚きですし、非常に嬉しく感じました。

内館先生は、「秋田には数多くの、ご当地グッズの種がある。ナマハゲ、竿灯ばかりでなく、もっと頭を柔らかくして秋田の「資源」を見直してみるべき」と、このエッセイを締めております。
なるほど、そうかも知れません。身近なものは身近すぎて特別感はなく、価値を見いだせずにいるかも知れません。


ところで、この石孫の帆前掛けバッグ。
販売開始から飛ぶように売れる…とまでは申しませんが、根強い人気で途切れることなくご予約を頂いている、密かなヒット商品です。
通称‘増田のお姉さん’と仰る、石孫の親戚筋の方がお仕事で縫い物をされていて、その方に御注文が入る度に縫っていただいております。70歳になるかならないか…、の大ベテランで、女子美こと女子美術大学で勉強をされたそうですから、センスが悪いはずがありません。
バッグの内側は昔の着物を解したものだったり、そればかりではありませんが、帆前掛けの雰囲気に添った和風の生地を上手に組み合わせてありまして、ひとつずつ全部違います。
同じバッグはひとつとしてありません。
増田のお姉さんが丁寧にひとつひとつ、お買い求めになる方のお年頃に合わせたり、お好みを想像したりしながら縫っています。

ご購入者様のお手元に届くと、皆さま喜んで下さり、感想をわざわざメールで下さる方もおいでで、そのたびに増田のお姉さんにももちろんお客様のお声を届けます。すると優しい面差しを更に緩めて喜んで、まるで子供や孫を誉められたように嬉しそうです。

内館先生のエッセイの効果で、いつも以上にたくさんのご注文を頂いており、順番に増田のお姉さんが縫っておりまして、現在、ご予約いただいてから2ヶ月ほどお待ちいただいております。
石孫のバッグ…と言うより、増田のお姉さんの手作りのバッグが、沢山の皆さまに見初めていただけた気持ちになって嬉しいです!
帆前掛けで出来ておりますので、とても丈夫。使っていくうち、こなれてきて使う人だけの風合いが生まれます。
縫って出来上がったときは既に世界でたったひとつ、ですが、使うと更にその人だけのものになるのが魅力です。

<こちらでごらんください。 石孫オリジナル・帆前掛けバッグ>

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