丸二年が経ちました

東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
そして、被害に遭われた沢山の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。


あの日からもう、二年が経ったのですね。
石孫もあの日、大事な仕込み蔵‘一号蔵’を失い、当時は先の不安でいっぱいでした。
停電で何の情報も得られず、沿岸で何が起きていたのか知るまでは、自分たちが一番不幸な目に遭ったような気持ちでした。
しかし、甚大な被害状況を知ると、そんなことは言っていられない、立ち上がらなければ、前に進まなければ、と、折れそうな心に鞭打って、瓦礫を片付け、お取引先様、お客様へ対応等の事務処理を、夢中でこなしました。

きっと皆さま怖い思いをされ、被害を受けたはずなのに、励ましのお言葉も沢山頂きました。
「いつになったって良いから、送れるようになったらお味噌送ってね!」
「待ってるから、醤油届けてね!」
待っていてくれる方々がいることが、どれほどの励みになったことでしょう。

生き残った桶を、酷暑の中きれいに洗い、二号蔵を新たな仕込み蔵に改装し、再開して初めて醤油が出来上がったとき、寡黙な蔵人たちもいつもより嬉しそうでした。

失った蔵は戻りませんが、皆さまの温かいお気持ちは、石孫のみんなを支えてくださり、そして今も見守ってくださっております。
その嬉しさは何にも代え難いもので、これからも大切にしていかなければと思っております。

まだまだ進まない被災地の復興。
少しでも早く、一日でも早く、本当の春が訪れますように。
心からお祈りいたしております。

まだまだ頑張ろう、ニッポン。



“一号蔵顚末 前篇”
“一号蔵顚末 中編”
“一号蔵顚末 後篇”

“百歳の桶、空を飛ぶ”

“二号蔵と蔵付き酵母”

“新旧!”

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