新旧!

震災以来止まったままだった醤油の仕込みを再開しています。
そして、そのみんなの作業着の前には…、

新!前掛け

揃いの前掛け!!


紺色が一般的ですが、苦労して探してもらって昔と同じように緑色で染めてもらいました。

写真左、「農林大臣賞…」と入っている方が昔のもので、たった一枚だけ石孫の蔵に残っていました。
そして右の方が今、出来たてほやほやの(笑)ものです。


新旧前掛け

この農林大臣賞は、四代目孫左エ門の時に受賞したようで、おそらくその時の記念写真がこちらで、その時に作った前掛けがこの、左のもののようなのです。

受賞時の記念写真

真ん中の背広姿が四代目孫左エ門で、御歳93、今でも元気な‘石孫のおばあちゃん’のお父さん。
賞状が残っていますが、昭和31年の日付が入っていたので55年前の話になります。
醤油の名前も「分銅仁ホ号」とされていました。




この度二号蔵がようやく醸造蔵として本格的に始動、その節目と完成祝を兼ね、記念の品として新調しました。
現在、特に「ユニホーム」というものは持っていないので、揃いの前掛けをしているだけで、場が引き締まって感じます。



長い伝統を受け継いでここまで来ておりますが、ただ受け継ぎ、繋げていくばかりではなく、時に新しい風を引き込まなければ発展はありません。
始まりは未曾有の大震災、一号蔵の損失というマイナスな出来事でしたが、一号蔵がもたらしてくれたのは喪失感ばかりではなかったと、今では思えるようになりました。

石孫は伝統の継承を大切にしております。
それは変化を嫌うのでは決してありません。

小さくとも前進。

一歩ずつ、石孫は進化していきたいと思っております。


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