「がんばろう日本。」の書 うどよし氏の記事が♪

今朝の朝日新聞「ひと」のコーナーに、「がんばろう日本。」の書を使わせて下さった‘うどよし’氏の記事が載りました。

初めてこの「がんばろう日本。」の書を見たとき、東北の人の気質に似ていると思いました。
辛くても口に出さず黙々と堪え、不器用だけど人に優しい。
長い雪の季節に堪える東北の人は、こんなイメージがありませんでしょうか?

この書がそんな風に見え、使用をお願いしましたところ、快くお受け下さいました。

朝日新聞の記事にも(引用させていただきます)、
“辛い思いをしている被災者に頑張れと言うのは時に押しつけがましい。「だけど、この文字ならと思わせる温かみがあった」”
と、この書をロゴとして採用を決めた団体の方のお話しが載っていますが、私たちも同じ事を感じました。


この書を目にした人たちが、それぞれいろいろな思いはあると思いますが、頑張ろうと前を向いてくれることを、心からお祈りいたします。

うどよし先生、すてきな書を有難うございます。
更なるご活躍を応援しております。

10:20 | 蔵日記 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

震災の最中のホッとした思い出

3/11の大震災。
社長が帰路を絶たれて、なかなか帰って来られませんでした。
電話もよく繋がらない中、お取引先やお客様に対応している中のことでした。





長いロープをつけたまま、わんこが一匹。


目が合うと人懐っこく寄ってきました。
迷い犬のようでした。

どうする?…と言いながら、誰もが動物好きなもので迷わず保護しました(笑)

ピンクのかわいい首輪も付いているし、汚れてもいないし、間違いなく飼い犬と思われました。

外からも見える位置にわんこのロープをつなぎ止め、紙に「迷い犬 お心当たりのある方お知らせ下さい」…的な事を書いて張り出していると、1時間もしない内、通りかかった中学生の女の子が、「○○さんちのコだと思う」と、教えてくださいました。

そのお宅に電話をしてみましたが留守。

まず、近所で犬を飼っているお宅からドッグフードを分けてもらい、迷い犬に出してあげるとパクパク勢いよく食べ始めました。

夕方になっても、飼い主らしい方のお宅は留守。

やむを得ず、Kちゃんは散歩をさせてあげたそうです。
すると、コースが決まっているらしく、連れて歩かなくてもさっさと先になって歩いていき、



…終いには、その飼い主らしき方の家の車庫へ入っていったそうです(笑)
隙間からのぞいてみると、わんこ用のものが見えるので、どうやらそこがこの子の寝床なのだな、と
置いてきたそうです。



後でわかったことですが、遠出のため2、3日留守をしていたのだそうで。

その後、わんこは元気にしています。



不安でいっぱいの最中、私たちの気持ちを癒してくれました。
わんこちゃん、ありがとう


16:28 | 蔵日記 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

百歳の桶、空を飛ぶ。

東日本大震災から明日で三ヶ月。

…長い三ヶ月でした。
被災の蔵はすっかりなくなり、二号蔵は新たな仕込み蔵としてどんどん出来上がり、
いよいよ桶の移動が始まりました。




こんなに太い梁が割れてしまっています。
何度見ても、大きな災害だったんだなと思ってしまいます。


さて。
桶の移動を始めている訳ですが、桶にはひとつひとつ作られた年など墨で書き込んでありました。
蔵建造当時、明治の年号のものがほとんどですが、大正のものもいくつか混じっていました。
百年もの時間を蔵の中で過ごしていたのに、まさかこの平成の世になり、空を飛ぶことになるとは
思ってもいなかったことでしょう。

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静かで暗い蔵の中、明治の代からずーーーっと鎮座し続け、お日様に照らされることに
なるとさえ思っていなかっただろうに、まさかクレーンで吊り上げられるとは(笑)

過去にも何度か大きな地震は経験しています。
新潟地震(1964年)、日本海中部地震(1983年)…。岩手・宮城内陸地震(2008年)で一号蔵はダメージを受け、
せっかく大規模補修工事をしたというのに、今回の地震でついに力尽き…。

嘆いていても仕方がない!


空を飛んだ桶たちは、一度キレイに洗浄しました。

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高圧洗浄機で百年の垢を落としてキレイになりました

キレイになった桶は、今度はフォークリフトに乗せられ、いよいよ二号蔵へ入ります。

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デカっ…

ギリギリです、ホントに入るのかってくらいでっかい(><)

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どれも同じに見える桶ですが、手造りなので全部サイズが違います。


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一号蔵と比べたら少し狭くて、全部の桶は入りきらないため、傷みの激しい桶は解体し始めています。
…壊れてしまっているとはいえ、身の切られるような思いです…。



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無事だったもろみは桶に戻され、…早く蔵が静かになるのを待っているように見えます(笑)

まだまだ完成ではありませんが、こうして少しずつ、新しくなっていきます。



被災地はまだまだ長い道のりを歩かなければいけないのですが、必ず住み良い町に生まれ変わると
信じています。
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